胃酸と胃粘液のバランスが崩れる要因
胃酸の過剰分泌の要因として、
①生活習慣の乱れ
②暴飲暴食
③喫煙、アルコール・カフェインなどの刺激物の摂取
④日常生活におけるストレス
が挙げられます。
一方、胃粘液の分泌を減少させる要因もさまざまありますが、そのひとつとして、解熱鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬NSAIDs)の服用が挙げられます。
そのため、処方薬ではよく解熱鎮痛剤と胃粘膜保護剤が一緒に出されます。
胃炎の主な種類と症状
急性胃炎
ストレスや刺激物が原因で、胃粘膜が急性的な炎症を起こした状態。みぞおちがキリキリ痛んだり、食欲不振・吐き気などの症状があります。
慢性胃炎
慢性胃炎の多くはピロリ菌の感染が原因といわれています。胃運動機能の低下、胃酸の低下に伴い消化不良が起こり、胃もたれ・胃痛・胸やけ・げっぷなどの症状が1ヶ月以上続く場合もあります。
神経性胃炎(ストレス性胃炎)
ストレスが主な原因で、発症するといわれています。気分がふさぐ・のどがつかえる・胃痛・胸やけなどの症状があります。
さらに、過剰な胃酸分泌で胃や十二指腸の粘膜がえぐられたような状態になると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発症します。
胃炎の対処法
胃はストレスに弱い臓器です。そのため、できるだけストレスを溜めないよう、適度な運動をしたり、しっかりと休息をとることが大切です。市販の胃腸薬には、胃酸分泌を抑える「H2ブロッカー」、胃液を中和する「制酸剤」、胃粘膜を保護する「胃粘膜保護剤」、胃の緊張を緩める「
鎮痛
鎮痙
剤」等があります。ご自身の症状に合った成分を判断することが大切ですので、お気軽に薬剤師や登録販売者にご相談下さい。
また、胃炎が悪化・継続するような場合は医療機関を受診しましょう。
胃に炎症が無くても慢性的な胃痛症状がある場合「機能性ディスペプシア」かも?
機能性ディスペプシアとは、聞きなれない病名ですが、原因となる炎症等の異常がないのに慢性的な胃痛(みぞおちあたりの痛み等)や胃もたれなどのディスペプシア ※ 症状がみられる病気を指します。
※「ディスペプシア」は、胃痛や胃もたれなどの症状を指す医学用語
本コラムは「 ゆたか倶楽部 」の記事を転載しております。