自宅ホワイトニングの種類と効果
無料ではできませんが、比較的低価格で気軽にできる自宅ホワイトニングには、以下のような種類があります。
・ ホワイトニング成分が含まれた歯磨き粉
毎日の歯磨き粉をホワイトニング成分が含まれた製品にすることは、最も手軽にできるホワイトニングの方法です。研磨剤や漂白成分により、歯の表面に付着した汚れや着色汚れを落とします。
・ ホワイトニングジェルやペンを塗る
歯に漂白効果のある薬剤が含まれたジェルやペンを塗って時間を置いてホワイトニングをおこなう方法です。自分の歯の状態に合わせてジェルの成分や濃度を考慮した製品選びが必要になります。
・ ホワイトニングテープやシートで薬剤を浸透させる
シートやテープを歯に貼り付けてホワイトニング成分を歯全体に浸透させるため、歯の表面の汚れを効率よく落とすことができます。
・ LEDライトを使用したホワイトニングキット
安全なLEDライトを使って、ホワイトニングの薬剤を活性化させる方法です。比較的、歯科医師がおこなうホワイトニングに近い方法と言えます。
おすすめの自宅ホワイトニング方法と選び方
自宅ホワイトニングは、手軽に歯を白くしたい方におすすめの方法です。しかし、市販のホワイトニング商品には歯磨き粉、ジェル、シート、LEDライトを活用したキットなどさまざまな種類があり、どれを選べば良いか迷う方も多いのではないでしょうか。選び方のポイントは、自分の歯の状態やどれくらいの白さにしたいか、使いやすさを考慮することが大切です。ここでは、LEDホワイトニング、ジェル、シートの3つのホワイトニング方法の特徴と効果について解説します。
LEDホワイトニングの特徴と使い方
【特徴】
・ 安全なLEDライトを活用
LEDライトと専用のジェルを併用し、化学反応を起こすことによってホワイトニング効果を高める働きが期待できます。紫外線を含まないLEDライトを活用するため、安全にホワイトニングをおこなうことが可能です。
・ 痛みがない
研磨剤を使わないため、歯や歯茎を傷つける心配がありません。痛みに弱い方もLEDホワイトニングなら安心です。
・ 専用サングラスが必要
LEDライトは、長時間、直接見ない限り目に悪影響が出ることはありませんが、なるべく負担を減らすために専用のサングラスがあると良いでしょう。
【一般的な使い方】
・ 専用のジェルで歯を磨いて汚れを落とす
・ 専用のマウスピースを装着し、LEDライトを10~15分照射する
・ 最後に入念なブラッシングをおこなう
ホワイトニングジェルの選び方と効果
【選び方】
・ ジェルの主成分を確認する
ホワイトニングジェルの主成分として、過酸化水素や過酸化尿素が一般的に使われています。過酸化水素は即効性があり、短期間で効果を実感できると言われていますが、過酸化尿素は効果が穏やかで、持続的なホワイトニングに適しているという特徴があります。
・ ジェルの濃度を確認する
歯科医院で処方される高濃度のジェルの特徴は、短時間で効果を得られるという点です。一方、手軽に入手できる市販の低濃度のジェルは、効果の実感に時間がかかりますが、歯への負担が少ないというメリットがあります。
【効果】
・ ホワイトニングの効果は永久的ではない
ジェルを使用するホワイトニングは、永久的ではなく、生活習慣や色素沈着の度合いによって後戻りする場合があります。そのため、定期的にホワイトニングをおこなうことが推奨されているのです。
・ ホワイトニング効果の持続期間
ジェルでおこなうホワイトニングの持続期間は、使用するジェルの成分や濃度、生活習慣などによって異なります。しかし、一般的には3~6カ月持続すると言われています。
ホワイトニングシートの選び方と効果
【選び方】
・ 自分の歯の状態や敏感さで選ぶ
ホワイトニングシートに含まれる過酸化水素や過酸化尿素などの漂白剤の含有量が多いと、歯や歯茎が敏感な方は刺激を感じてしまう場合があります。自分の歯の状態や敏感さを考慮して選ぶと良いでしょう。
・ 自分の歯にフィットするものを選ぶ
自分の歯にしっかりフィットするシートを使うことで歯全体に成分が行き渡るため、ホワイトニングを正しくおこなうことができます。
【効果】
・ ホワイトニングシートは、歯表面の汚れに作用する
ホワイトニングシートは、歯の内部の着色ではなく、歯の表面に付着した着色汚れを落とす働きがあります。そのため、使用開始から比較的、短期間で歯の白さを実感できることが多いと言われているのです。
失敗しないための3つのコツと注意点
白く美しい歯を手に入れるためには、ホワイトニングの正しい知識が必要です。ここでは、自宅ホワイトニングを失敗しないための3つのコツと注意点を解説します。
1.正しい使用頻度の管理
自宅でおこなうホワイトニングは、手軽にできる点が魅力ですが、種類によって使用頻度は変わります。過度におこなうことによって歯に悪影響が出る場合があるため、それぞれの方法の使用頻度を守るようにしましょう。
2.歯の状態に合わせた製品選び
自宅ホワイトニングを安全に適切におこなうためには、自分の歯の状態に合った製品選びが重要です。痛みがある場合は低刺激の製品を選び、着色が特に気になる場合は、より漂白効果が高いものを選ぶと良いでしょう。
3.継続的なケア方法
白い歯をキープするためには、毎食後と就寝前に歯磨きをすることが大切です。毎日の歯磨きで使用する歯磨き粉をホワイトニング用にするとさらに良いでしょう。定期的に歯科医院でクリーニングや検診を受けることも大切です。
重曹やレモン汁使用のリスク
重曹やレモン汁を使ったホワイトニングには、さまざまなリスクがあります。
ある研究では、研磨剤(重曹)が含まれる歯磨き粉を使用することで歯のエナメル質に与える影響について評価しています。重曹自体には悪い働きはありませんが、研磨性が強い歯磨き粉を過度に使用すると、歯の表面が削れてしまうということが明らかにされているのです。
また、レモン汁のように酸性飲料を飲むことによって起こる歯への影響を評価した研究では、酸が長時間歯の表面に接触していると、エナメル質が溶けてしまうことが明らかにされています。
自宅ホワイトニングを安全におこなうためには、歯の健康を考えて、自己判断での重曹やレモン汁の使用は控えた方が安心と言えるでしょう。
よくある疑問と解決方法
自宅ホワイトニングは正しい方法と適切な頻度でおこなうことで安全にできます。
ホワイトニングをすることによって歯が痛くなることはありますか?
ホワイトニング材に含まれる成分により、一時的に神経が刺激され、熱いものや冷たいものに過剰に反応して痛みを感じることがあります。
ホワイトニングでどれくらい白くなるかは、年齢や生活習慣、元の歯の色などが影響するため、個人差が大きいです。
ホワイトニングは、虫歯の治療後に実施する必要があります。健康な歯でホワイトニングをするのが、ホワイトニング中のトラブル回避につながります。
オフィスホワイトニングと自宅ホワイトニングはどちらがよいですか?
短期間で効果を得たいならばオフィスホワイトニング、費用を抑えて自分のペースで続けたい場合は自宅ホワイトニングがよいでしょう。
まとめ
自宅ホワイトニングの種類や注意点についてお分かりいただけたでしょうか。自宅でホワイトニングをおこなう際には、正しい使用方法を守ること、不適切な製品を選ばないようにすることが重要です。また、着色汚れの原因になりやすい食べ物や飲み物、歯のエナメル質に影響を及ぼす酸性の食品を控えるなど日々の生活習慣にも考慮する必要があります。安全かつ効果的に自宅ホワイトニングができるよう、注意事項をしっかり守り、定期的に歯科検診を受けるようにしましょう。
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監修者:
鈴木 丈夫先生
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たけお歯科院長/UCLAインプラントアソシエーション理事/日本医学交流協会副会長/歯学博士
日本大学松戸歯学部卒業後、歯科医院勤務、アメリカ留学等を経て2013年たけお歯科開業。しっかりとしたカウンセリングを行い、患者さん一人ひとりの要望に合わせた治療、予防を提供していくことを大切にしている。
たけお歯科:
http://www.takeo-dental.com/