洗髪は、美しい髪をキープする上で欠かせない、代表的なヘアケアの1つです。特に意識せず毎日髪を洗っている方も多いですが、実は髪の毛には正しい洗い方・ケア方法があることをご存じですか。
今回は、正しい髪の毛の洗い方とケア方法を解説するとともに、髪を洗う前に知っておきたいポイントについてもご紹介します。
目次
髪を洗う前に知っておきたいポイント!
シャンプーやコンディショナーをヘアケアにしっかり役立てるためには、それぞれの目的や役割を理解することが重要です。「正しい髪の毛のケア方法」を確認する前に知っておきたいポイントを、まずはチェックしておきましょう。
シャンプー前のブラッシングの意味
「シャンプー中に髪が絡まりやすい」「数日ぶりに洗髪する」「洗髪の頻度が低い」といった方は、髪を濡らす前にブラッシングしておくと良いでしょう。
ブラッシングすると髪の毛のもつれがほぐれるため、シャンプーの際に絡まりずらくなります。 また、ブラッシングによって皮脂などの汚れが落としやすくなります。
ブラッシングの際は、頭頂部を目指して、生え際からとかしましょう。
なお、髪の毛がくっついて絡まりやすくなったり、髪の毛や頭皮が汚れる恐れがあるため、スタイリング剤がついているブラシは使わないようにしてください。
シャンプーは頭皮の洗浄が目的
シャンプーでは髪の毛のみならず「頭皮」を洗うことも、大きな目的となっています。
具体的には、頭皮の毛穴にたまった、汗・皮脂・整髪料といった汚れを落とすことが目的です。
毛穴に汚れが溜まったままだと、抜け毛が発生しやすくなるほか、ニオイの原因となる恐れがあります。
なお、汗や整髪料といった油性の汚れは、ただ水洗いしただけでは洗い流すことが出来ません。
そこで、シャンプーには、油性の汚れにくっついて包み込む「界面活性剤」と呼ばれる洗浄成分が配合されています。
シャンプーで頭を洗うと、油性の汚れが界面活性剤によって包み込まれ、浮き上がることで、水で洗い流すことができるようになるのです。
コンディショナーの役割って?
コンディショナーの役割は、髪の毛の表面を滑らかにし、サラサラと指通りを良くすることです。このほか、キューティクルの傷み予防、髪の毛のパサつきの抑制、静電気の抑制といった効果も期待できます。リンスも、コンディショナーと同じ働きを持つ製品です。
一方、トリートメントには、髪内部への水分の浸透を通じて、髪の毛のダメージを補修・ケアする働きがあります。
なお一般的に、コンディショナーよりもトリートメントのほうが、髪の毛に対する補修・ケア効果は高いです。
そのため、普段のお手入れは「シャンプーとコンディショナー」。ヘアカラー後や乾燥などで髪の毛のダメージを感じる時は「シャンプーとトリートメント」というように使い分けると良いでしょう。
水洗いがいいって聞いたことがあるけど本当?
結論から言えば、基本的に「毎日シャンプーした方が良い」です。
シャンプーを使わない髪の毛の水洗いについては「皮脂の落としすぎによる、頭皮の乾燥やフケが予防できる」とも言われています。
しかし人体は、絶えず皮脂を分泌しているため、1日1回程度のシャンプーの使用で「皮脂の落としすぎ」を心配する必要はありません。
むしろ、高温多湿の日本の気候では、毎日洗髪しないと、皮脂・汗などの汚れが頭皮に溜まる恐れがあります。
髪の毛についた花粉・ほこり・化学物質などは水洗いでも落とせますが、すでにご紹介したように皮脂や汗などの油性汚れは、水だけでは洗い流せません。
なお、シャンプーで皮脂・汗などの汚れをしっかり落とす際は「すすぎ」も充分におこなってください。
正しい髪の毛のケア方法
誰もが日々行う洗髪ですが、正しい方法を理解し、実践している方は多くありません。具体的に、正しい髪の毛のケア方法には、以下の6ステップがあるため、詳細を見ていきましょう。
【正しい髪の毛のケア方法】
1. 髪の毛と頭皮をしっかり濡らす
2. シャンプーの泡をしっかり泡立てる
3. 頭皮全体に泡が行き渡るように洗う
4. すすぎ残しがないようしっかり洗い流す
5. コンディショナー(トリートメント) を使う
6. 優しくタオルドライをする
1.髪の毛と頭皮をしっかり濡らす
髪や頭皮が乾いた状態でシャンプー剤をつけても、泡立ちません。
そこでシャンプーの前に、髪の毛と頭皮をしっかり濡らしておきましょう。
湯温が厚いと必要な皮脂も洗い流す恐れがあるため、38〜40度程度の熱すぎないお湯を使います。
ただ濡らすだけでなく、お湯で髪の毛や頭皮を洗うと、多くの汚れを落とすことが可能です。これを「予洗い」と言います。
あらかじめ予洗いしておくと、シャンプーの泡立ちが良くなります。
2.シャンプーの泡をしっかり泡立てる
シャンプー液を手に取ったら、手のひらで軽く伸ばして、頭に塗布してなじませていきます。
その際、しっかりと泡立てることを心がけましょう。
シャンプーの泡状になっていると、頭皮の皮脂汚れに届きやすくなるほか、髪の毛の間でクッションのような役目を果たし、摩擦ダメージを防ぐことができます。
髪の毛・頭皮にシャンプー液をつけてから泡立てるのが苦手な方は、手のひらであらかじめシャンプーを泡立てておくのも良い方法です。
手のひらでシャンプーを泡立てる際は、シャンプー液に少しお湯を足して、空気を含ませるように混ぜると上手に泡立てることができるでしょう。
3.頭皮全体に泡が行き渡るように洗う
頭を洗う際は、泡が頭皮全体に行き渡るようなイメージで洗っていきます。
泡が行き渡らない部分があると、油性汚れが残ってしまうからです。
あくまでも、髪の毛より「頭皮をメインになじませる」イメージで、頭皮に爪を立てず、指の腹を使ってマッサージするように泡を行き渡らせてください。
爪が長い場合は、シャンプー専用の洗浄ブラシを使うと良いでしょう。
ティア洗浄ブラシは、縦(前後)だけでなく横(左右)にも小刻みに動かして洗うことで、洗い残しを少なくすることができます。
なお、後頭部や耳の上部は洗い残すことが多い場所なので、 その部分の内側(頭皮)もしっかり洗いましょう。
すすぎ残しがないようにしっかり洗い流す
シャンプーは、油性汚れを浮き上がらせますが、洗い流さなければ、頭に汚れが残ったままです。
そして汚れが残ったままだと、髪の毛・頭皮のトラブルやにおいの原因となります。
そのため、シャンプー後のすすぎは丁寧におこないましょう。
時間の目安としては3分以上ですが、髪や頭皮にぬるつきを感じなくなるまで、すすいでください。
洗い残しが多い後頭部や耳の上部は、すすぎ残しが多い場所でもあるため、特に丁寧なすすぎを意識しましょう。
なお、ロングヘアの方などは、シャンプー後に水を軽く含ませ、髪を優しく絞って泡を落とすと良いでしょう。すると、その後のすすぎが短時間で済み、節水にもなります。
コンディショナー(トリートメント)を使う
髪の毛をパサつきのない状態で保つために、シャンプー後はコンディショナー(トリートメント)を使用すると良いでしょう。
シャンプーが頭皮をメインになじませるイメージであったのに対して、コンディショナー(トリートメント)は頭皮を避けて髪の毛だけにつけるようにします。
手に取ったコンディショナー(トリートメント)液を、髪の毛に手ぐしでなじませていきます。
特に、髪の毛の真ん中から毛先は傷みやすいので、つけ残しがないように意識しましょう。
なお、髪の毛になじませた後で、しばらく放置した方が良い製品もあるため、製品の使用方法をよく読み、その内容に従ってください。
また、シャンプーと同様に、コンディショナー(トリートメント)も髪の毛に残したままにするのは望ましくないため、すすぎは充分におこないましょう。
優しくタオルドライする
コンディショナー(トリートメント)を充分にすすいだら、タオルドライで髪の毛の水分を取り除きます。
タオルで髪の毛をゴシゴシ拭くと、髪の毛のダメージになる避けてください。
髪の毛に優しいタオルドライは「タオルで頭を包み込み、指で頭皮を押さえるようにして水分を取り除く」という方法です。
特に、髪の毛の根元を押えるようにすると、効率的に乾かすことが可能です。
ブラシで髪をとかして水滴が出なくなったら 、タオルドライを終了して、ドライヤーで乾かしましょう。
まとめ
髪の毛を健康で綺麗に保つために不可欠なシャンプーやコンディショナー。しかし、間違ったやり方では、頭皮や髪の毛に汚れが残ったり、かえって頭皮や髪にダメージを与える恐れがあります。
最良のヘアケアを目指すためには、シャンプーやコンディショナーの役割をしっかり理解した上で、正しく使いこなしましょう。
今回の記事を参考に、ご自身の洗髪やヘアケアをぜひ見直してみてください。